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中本パックス、株主優待新設でクオカードが貰える。東証二部銘柄なので昇格も期待できる!

「中本パックス(7811)」は、グラビア印刷やコーティングを行うメーカーです。

先日、株主優待の新設で、クオカードが貰えるようになりました。
クオカードは、ファミレスや書店などで使える便利な金券で、最大の強みはコンビニ大手4社のすべてで利用できることです。
また、中本パックスは、現在、東証二部銘柄のため、昇格が期待できます。
東証一部に昇格するとファンドなどの買いにより、株価上昇することが多いです。
株主優待内容について
中本パックスの株主優待では、最小単元100株保有・約32万円の投資で、クオカード1千円分が貰えます。
★2月権利確定銘柄
★最低投資額324,000円(100株・平成29年1月27日時点)

■ 業績からの分析について

業績は、ここ数年は、売上高・利益ともに、横ばい状況が続いている状況です。
ちなみに、売り上げが2014年2月期に大幅に増えたのは、決算の連結化と、原料高にともなう値上げによるものだそうです。

 

主力事業は食品、IT・工業材関連のグラビア印刷やコーティング加工です。
食品では、弁当などの容器、乳製品・菓子などの包装資材などを扱っています。

また、IT・工業材では、パソコンや自動車の内装部材などを扱っています。

このうち、食品関連が、売上高では約7割、利益では約5割を占めます。
食品関連は、生活必需分野なので、景気変動によらず、業績は底堅そうです。
また、原料となる原油高などは利益を圧迫しそうなので、中本パックスに投資するなら、資源価格の変動にも気を配る必要がありそうです。
一方で、IT・自動車、建材などは、売上高の約2割くらいですが、こちらは景気変動の影響を受けやすい分野です。
2016年上場のため、過去実績は分からないものの、景気悪化時には多少の業績悪化はありそうです。

配当金については、今期は1株あたり90円に増配される予定です。
株主優待と合わせると、優待・配当利回りが約3%と、魅力的な水準になります。

自己資本比率は4割台と、財務面は一般的な水準です。
また、現在の株価は、業績推移などを踏まえると、PERからみて、特に収益面で割安感はありません。
2017年2月期は、会社予想で、前期比で約1割の増益見込みです。
東証一部への昇格について

中本パックスは、東証二部銘柄ということで、昇格が期待できます。
東証一部の昇格基準には、「株主数2,200人」「時価総額40億円以上」があります。

また、中本パックスは2016年3月に東証二部に昇格しています。
東証二部に昇格から1年が経つと、さらに東証一部に昇格できるようになります。

現在、中本パックスは、時価総額110億円超と基準を満たすものの、株主数1,436人に留まっています。
昇格基準のクリアに向けて、株主優待制度の導入で株式の魅力を高める企業も多く、今回のケースも、これに該当する可能性があります。
東証一部に昇格すると、次のメリットが考えられます。
中本パックスは、諸条件をみるかぎり、東証一部昇格の有力候補すぎるため、昇格がすでに株価に織り込まれている懸念はあります。
★新たな資金流入により、株価は上昇することが多いこと
僕の保有株でも、アサンテなど、昇格の際に株価が大きく上がりました。

★昇格を狙う企業は、成長力が高く、増収増益が続く企業が多いこと

好業績にあわせて、継続的な株価上昇、配当増加による恩恵が期待できます。
【基礎情報】2017年1月27日時点
中本パックス(7811)
・株価 3,240円
・PBR 1.31
・PER 16.35
自己資本比率 41.2%
配当利回り 1.93%
・最低投資額 324,000円